UNEVEN GENERAL STORE・RECOMMEND PICK UP ITEM (2025.6.3-)
Tシャツ、と一口に括っても無地やプリント、加工物まで様々な種類があり、毎年その時の気分によって、今年のTシャツが選抜されているような気がします。
今年はどれにしよう、と丁度今年のメンバー入りを模索している方も多いのでは。
今回は、そんなタイミングでおすすめしたい、見た目は勿論デザイナーのコアなアイデンティティーや拘りを感じる面白いなと直感で思うアイテムを2つご紹介です。
〈RANDY〉
DEMERIT / White&Grey
ランディーからサラサラとしたややマットな手触り、半透明のビニールに封された2枚パックのTシャツ


ぱっかーんと勢いよくジッパーを滑らせると中から元気よく飛び出してきたのがこの2枚。
潔い白と落ち着いたグレーをベースにシンプルな無地Tシャツかと思いきや、よくよく見ずとも脇下から桃❓のような何かがちらりとこちらを覗いています。




桃かと思いきや、ハートでした。どちらにせよキャッチーでとても可愛いプリント。
そう思うのと同時になぜこの場所に、という疑問も生まれると思います。
脇下、急所、汗かく、恥ずかしい。なんだかネガティブなワードが次々出てくるのがこの場所の特徴。


デザイナーに聞いてみると、『ネガティブなものを作りたい』とのこと。
言ってることは分かりましたが、初めて聞いた言葉だったので少し戸惑いました。でもそんなところに着眼点を置いてもの作りを始めるのもランディーらしいなと、そう思ってTシャツをもう一度見たら何だか急激にしっくりきていました。
いつものジーンズで、いつも会う人との待ち合わせなんかで着たり、


男たるもの時には、大汗かくこともあるでしょう。
でもそんな汗かく、かかないなんて気にすることなく目の前のことに熱中して生きている、そんな人が素敵に見えるだろうな、、
Tシャツのことを考えていたのにどんどん派生して全然違うところに着地しそうになってきます。


自分にとっては、誰かにとってはデメリットかもしれない。そんな、目には見えない内側にあるものを見えるものとして服で表現するというアクティブな発想は、日常生活を送るうえでの気づきを落とし込んだランディーならではなアプローチだなと思います。
そんなふうに作られたTシャツは、たくさん積まれているクローゼットの中の1着になったとしても、日々の小さな喜びから、大きな発見まで寄り添ってくれている気がします。
baseのオンラインサイトでもUPしたので、ご遠方の方や詳しいスペック等はそちらからチェックおねがいいたします。
paratrait
PARADESTROY T SHIRTS / BLACK
Tシャツが病に侵されている!!!と思ってしまう程にガッツリと蝕まれた存在感抜群のパラトレイトのダメージTシャツ。しかしながら、かなりの大人仕様なんです。



侵食されたような目を惹くデザイン。
ダメージTシャツといえばなusedっぽい雰囲気はしかしなく、よくみるとダメージの部分も穴が空いて透けるはずの場所にまだ生地が生き残っており、侵食を食い止めているかのような、少し近未来なSFっぽいニュアンスも感じられます。
それもそのはず、Tシャツをめくって裏を見るとコットンの裏にもう1枚化学繊維の生地を敷いて、上から薬品かけて綿の生地が溶けても裏地は残っているという仕掛けが施されていました。





別ブランドでのプロダクトデザインを重視したものづくりの経験やそれを可能にする生産背景等、このブランドでないと、と思わせるアイデンティティーを感じさせる1着。すごく破天荒な発想なのに、最終ものとしてしっかりとまとまったこのバランス感。
ややゆとりを持ったサイズ感で仕上げているので、1枚では勿論タックイン、アウトはお好みで裾を出したレイヤースタイルにも非常におすすめとなっております。
静かにヒリついて貰えるかと。
という内容です。
通信販売等のお問い合わせにも対応できますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
では、引き続き宜しくお願い致します。
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