日によりますが、朝夜が少しひんやりする日も増えてまいりました。そうなると着るものが難しくなってまいりますが、そうなればここは思い切って新作の秋物にシフトチェンジで楽しんでしまいましょう。新作もガンガン入荷しておりますが、まずは開催中の〈HEY!〉のスカジャンを紹介しつつ新作もご紹介いたしますので、少し長いですが最後までお付き合いくださいませ。
〈TAILOR TOYO〉
Late 1940s Style Acetate Souvenir Jacket / EAGLE × JAPAN MAP
日本地図を中心に、太平洋から地球全体に至るまで星条旗のデザインとなっており、その上空にアメリカを象徴する鷲を描いている。1940年代後期の作品がベースで、日本に駐在していた米兵がカスタムオーダーで仕立てたもの。リバーシブル面は大変珍しいジャパンマップ柄。ビィンテージスカジャンにおいて桜と地図の組み合わせは数あれど、この枝垂れ桜の刺繍は本作品以外に発見されていない。
〈TAILOR TOYO〉
Late 1940s Style Acetate Souvenir Jacket “KOSHO & CO.” Special Edition / DRAGON & JAPAN MAP × ROARING TIGER
本作のもととなったのは1940年代後期のヴィンテージ。配色や刺繍など、その完成度の高さに惚れ込み近年入手した作品で、昨年末に横須賀美術館で開催された世界初の「スカジャン展」にも展示され、今期遂に初の復刻を果たした。表面は日本を竜が取り囲むジャパンマップ柄で、リバーシブル面もヴィンテージに準じた咆哮する虎の絵柄。虎の身体はゴールドをベースにブラックとワインの2色で縞模様を表現しており、ボディの配色と刺繍の配色を馴染ませる工夫が凝らされている。さらには経年変化によって褪色したレッドのリブなどもヴィンテージを元に完全再現した。
〈TAILOR TOYO〉
Early 1950s Acetate Souvenir Jacket / ROARING TIGER × SCULL
初めての復刻となる1950年代初期の作品。数ある虎柄のスカジャンの中でも、虎の全身が真横からのアングルで描かれたこの絵柄は非常にレア。程よくデフォルメされた猛々しい虎の刺繍をよく見るとたてがみには通常の白、目や牙、爪にはブルーがかった白の刺繍糸が使われており、2色の白を使い分ける凝った仕様もヴィンテージに準じた。加えてブロックタイのJAPANの文字や通常より大きい胸の鷲虎の刺繍なども珍しく、ヴィンテーでは評価が高い。
〈TAILOR TOYO〉
Early 1950s Style Acetate Souvenir Jacket / JAPAN MAP × EAGLE & DRAGON
日本を挟んで鷲と龍が睨み合う1950年代前期のジャパンマップ柄。通常だと背中に入る「JAPAN」の文字がないため、鷲を大きく迫力ある姿で描写できている。リバーシブル面は富士山を挟んで鷲と龍が睨み合う壮大な構図。ヴィンテージスカジャンの中でも珍しい絵柄であり、それぞれのモチーフはやや小さめならがらも一切デフォルメせず、横振り刺繍を駆使して繊細かつ大胆に描かれている。
〈TAILOR TOYO〉
Late 1960s Style Cotton Vietnam Jacket / VIETNAM MAP
1968-69年にかけてベトナム戦争に従事していた米兵が入手し、アメリカへと持ち帰ったヴィンテージがベース。胸には虎の顔と「福」の文字、背にはベトナムのマップを刺繍した定番のスタイルだが、マップ上下のメッセージにはカラフルな刺繍が使われており、この鮮やかな色目は経年変化による褪色を起こしていないデッドストックの色味を再現した。また、通常であれば袖の龍にはイエローの色糸が使われるが、本作ではグリーンのグラデーションで描きあげているのも特徴。
〈FACETASM〉
Deconstructed Nordic Knit
昨シーズンより引き続き、ウエスト部分のテープによりシルエットを変形させることができるディテールを持った新型ニット。ノルディック柄と無地のコンビネーションにより、動いた時や差し色となるカラーが見え隠れする非常にデザインされたニット。オーバーサイズではあるもののアームの絞りによってタップり溜まるシルエットや着丈の短さで非常にバランスのとれたシルエット。高めで広めのネックもカジュアルなノルディックニットを上品に仕上げるのに一役かっている。
〈FACETASM〉
Jersey Merging Denim Pants / Indigo
フロントがセンタープリーツの入った上品なワイドデニム、バックがワイドジャージーパンツのドッキングワイドパンツ。正面からの見た目はデニムなのですが、バックのジャージーがストレッチ性とウエストの紐によって履き心地を良くしてくれております。裾の長さも前後ろで異なる為シューズを際立たせる裾口のデザインとなっております。
〈FACETASM〉
Patchwork Denim Pants / Black
縦に大きく切り替えが入り、濃さの異なるデニムをパッチワークに繋いだワイドデニムパンツ。別素材を使うわけではなく、濃さだけでグラデーションに色の違いを出しているので履いた感じは意外とおさまりの良いデザインとなっております。つなぎ目は縫い目を内側に閉じ込める、センターにプリーツを入れることで上品に使うことができるワイドデニムとなっております。
〈FACETASM〉
FACETASM × AVIREX Patched MA-1 Jacket / Gray × Khaki
〈FACETASM〉×〈AVIREX〉のコラボMA-1。かなりオーバーサイズに仕上げられたフライトジャケットですが、このシルエットだからこそファッションとして成立するため、実はめちゃくちゃ合わせやすいアイテム。デニムからスラックス、ワイドパンツからスリムパンツまで幅広い守備範囲で着こなしをサポートし、更にはリバーシブルのオレンジ面にはクロスロゴ入りでより幅広い着こなしを提案してくれます。〈AVIREX〉製ということもあり、暖かさに加えプライスも魅力。
〈FACETASM〉
Nylon Patchwork Jacket / SUNRISE
ここ最近何度か登場しているナイロンジャケットですが、今回からより〈FACETASM〉らしいオーバーサイズになり登場。生地感の違うナイロンをパッチワークで切り返し、デザイナーが見た太陽が昇る美しい様子を落とし込んだカラーリングもスタイリングに色を添えてくれます。このあとご紹介する同素材のナイロンワイドパンツと合わせていただくスタイリングもおすすめです。
〈FACETASM〉
Nylon Patchwork Pants
先程ご紹介したナイロンジャケットと同じ生地、デザインで作られたワイドパンツ。裾口までストンと落ちるかなりワイドなストレートシルエット。冬まで行けるように、パッチワーク部分が当たらないよう裏地付きで、ウエストが紐で絞れ、ベルトいらずのイージーフィッティングで履いているときのストレスから解放されます。もちろんデザイン的にもテック感を加えつつも、上品に見えるのはスラックスのような美しいストレートシルエットが利いているから。
〈SUNSEA〉
506 ZXX / Indigo
見た目にも、アイテム名からしてもまさにアレなのですが、そこに〈SUNSEA〉らしいディテールを加え、その代わりフロントのあるはずのディテールを一本引いたりと、足し引きを繰り返し絶妙なバランスで仕上がったデニムジャケット。フロントのジップやサイドのテープにより着やすくなっており、まさにデザイン的にも着やすさ的にも進化しております。最後はデザイナー自らウォッシュし好みの風合いにまで完成させる手間を惜しまない拘りが着た時の感動に繋がっているのだと思います。
〈SUNSEA〉
Bangladesh Linen Check w/耳 Blouson
ノーカラーでブラウンのレザーを使い、フロントや袖の耳使いで〈SUNSEA〉とわかってしまう、そんな共通したデザインでどんな着こなしも〈SUNSEA〉にしてしまう、まさにな一枚。少々丈を長めにとっているので、まだまだ残暑の残るこの時期のショートパンツとの好相性を決め込み、通気性の良さと少し硬めのバングラディッシュリネンの経年変化の楽しみを併せ持つ楽さと着る楽しみを併せ持ったブルゾンです。
〈SUNSEA〉
Bangladesh Linen Check w/耳 Pants / BK WH Check
こちらも先ほど同様のバングラディッシュリネンを使用した、ウエスト周りに自分でカスタマイズしたようなデザインが施されたワイドパンツ。ひざ下まで裏地がついており、機能的でありながら履き心地も素晴らしい楽ちん仕様で、こちらもブルゾン同様経年変化をしっかり楽しみたい。他のワイドパンツ同様腰には巾着、裾口の裏にボタンが配置さており裾を絞る事が可能なディテールとなっております。
〈RANDY〉
Admission / Sliver
ポリ混のコットンの刺子の生地の上に銀箔をコーティングした生地。ハリを造るためにコーティングを施したオリジナル生地を使用したショートシャツブルゾン。第1ボタンのみ留める仕様でジャケットのニュアンスを少しだけ入れたアイテムです。脇線に沿って大きなポケットを両サイドに付けています。左ポケットのみ、二重ポケットにしているのは見えないところは何がある・またはない、と解釈出来かねる意から作っています。
〈RANDY〉
Level surface
デニムの横糸部分のみを針で引っ掻き、粒のような表情が特徴のニードルパンチ加工を施したデニムを使用したスタンドカラーのデニムブルゾン。テーマに沿って、無意識に浮かぶ・傾くなどの要素をポケットを中心に意識したデザイン。ブラウンのカラーはまだ見たことのない宇宙の地の土の色をイメージしたカラーだとか。
〈RANDY〉
New Space / Indigo
ニードルパンチ加工を施したデニムを使用したポケットデニムパンツ。デザインソースは実際に使われている宇宙服の下半身部分のディテールをリアルクローズに寄せた仕様に変更しながら作られております。様々なところをポケットとして解釈をし、更に視覚的に見えた部分もポケットとしてプラスディテールになっています。
〈RANDY〉
Encase / Blue
鳥の目のような2色重なったドット柄を網で表現した、コンピュータージャガード機で編んだスウェット生地を使用したビックフーディースウェット。極力無駄なものを省いたスウェットアウター。フードは大きくして顔がスッポリ隠れるくらいの深さにしています。ポケットに物を入れると直線的に見えるよう、ファスナーやボタンをつけていません。大きく包み込んでくれることを意識してデザインされております。
という内容です。
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では、引き続き宜しくお願い致します。
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